2015年の作品で現在までの最新作になります。エレクトロニクスな内容になっていますが、現在の中国での歌謡曲はこんな感じになっていますので、中国国内及びアジア周辺をターゲットに入れたものになっています。K-POPならぬC-POPはこのレベルまでになっています。中国の映画14 Bladesのテーマ曲を歌うなど、中国では国民的なシンガーになっています。
1. Ding Ding Sa
2. Swallows
3. Yin and Yang
4. Oriental Beauty
5. One Moment
6. Play
7. Peach Blossom Fairy
8. So I Have Heard
9. Origins of Sound
10. Good Luck Song
アコースティックギターが効果的に使われるネオアコっぽいアレンジが目立ちます。これもフォークトロニカ以降のポップス界では多く見られる手法で、フォークトロニカはインディーズで盛ていますが、メジャーにも少なからず影響を与えているのです。そこに民族楽器も加えるというのも珍しいものでは無くなってきています。ですからこのスタイルに甘んじるというのも保守的なC-POPでしかないのです。
歌声こそが彼女の個性であり、それを活かすアレンジも出来てはいますが、これで終わってしまっては宝の持ち腐れです。でも歌謡曲の範囲内であればこれでいいのかもしれません。中国にもインディーズというムーヴメントが起こればきっと凄いミュージシャンが出てくると思いますが、共産系でインディーズはあり得るのか分かりません。中国国内ではネットの制限もありますから、メジャーの
音楽 しか流通していないのかもしれませんし、そうであればこれ以上のものを期待してもしょうがないのかもしれません。
Swallows
VIDEO