アメリカのアーティストScott HerrenのプロジェクトSavath & Savalasの2000年のファーストアルバムです。インディーズ系のテクノ系ミュージシャンは、レーベルごとに名義を使い分けることが多く、彼もまたPrefuse 73、Delarosa and Asora、Piano Overlord、Ahamad Szaboなどの複数の名義を使い分けています。
1. Beginning
2. Transportation Theme
3. Binoculars
4. Conditioning
5. Aftergrude
6. F Ride+Blues
7. Journey's Homes
8. Paulo
9. Slabulas
スタイルとしてはサンプリング素材を切り刻んでつなぎ直すブレイクビーツ系のスタイルをもっと細かくエディットした感じになっています。サウンドはフューチャー系のフュージョンサウンドを再構築したような内容になっています。かなり無理やりなつぎはぎだらけのつなげ方をやったり、少し90年代の手法とは違う感じもありますが、同じ流れで来ています。
レコードからのサンプリングなのか、演奏されている音源を切り刻む事が多いようです。一つの素材を活かすために近い雰囲気の素材を重ねて曲に仕上げています。ブレイクビーツやドラムンベースの延長ですね。もう2000年の時点で私はこの手には飽きていましたので、もっと違う事を求めていましたが、ちゃんと引き継いで、次へのステップを模索している感じが健気な印象を受けます。
Full Album