アルゼンチンの三人組Tremorの2008年のファーストアルバムです。メンバーはLeonardo Martinelli、Gerardo Farez、Camilo Carabajalのトリオで、フォルクローレとエレクトロニカを融合させたご当地系フォークトロニカになっています。南米でも世界に通用するアーティストは多数出てきていますが、やはりご当地色を出した方が注目度が上がります。
1. Malambo
2. Terminal
3. Caracol
4. Cornea
5. Viajante
6. Dedalo
7. Ant
8. Vritti
9. Umbral
10. Lombriz
80年代からリズムを重視した作風が増え、特に打ち込みによるドラムパターンは数多く登場し、サンプリングをエディットしたブレイクビーツの登場から多種多彩になってきましたが、ある程度ノレるパターンは決まりきってきて、どれも似たようなリズムばかりでうんざりしてきたのが90年代の終わり頃でありました。ですから南米特有のリズムを織り交ぜてくれると幅が広がります。
リズムパターンを変えるだけで一つのジャンルが生まれるほどリズムは重要なファクターになってきていますが、かなりやり尽くされている分野でもあり、人がやらない事をやっても後はダサいリズムしか残っていないような状況です。そこで民族
音楽のような訛りのあるリズムに注目が集まるようになり、そこもやり尽くされているのですが、そこにフォルクローレのようなアコースティック楽器のサンプリングが混じると又違った雰囲気になります。アフリカの次は南米だと言われて久しいですが、かなり時間をかけて、徐々に南米は来ています。
Malambo