2008年のアルバムです。日本語による俳句調の歌、そして今回は
音楽面は和というより西洋的なプログレッシヴアコースティックスタイルになっています。 Maurizio Opalioによるアコースティックギター、 Roberto Opalioによるアンビエントなシンセサウンド、Ramona Ponziniによる日本語の俳句調の歌。このRamona Ponziniが日本語を習っているのが反映されているトリオになります。
1. Honoo No Ko
2. Kari
3. Yume No Hanashi
4. Kyoto No Mizu
5. Akatsuki No Hoshi
さすがに
音楽的には日本を表現するのは限界があるようで、西洋的なイマジネーションで表現するようになっています。いくらイタリアにいても、ネットで調べれば和の音階は分かると思いますが、プログレッシヴな表現をする為にあえて使っていないと思います。なので今作では日本語はしっかり発音されていますが俳句っぽく聞こえません。
言葉使いは俳句調で淡々としています。そこにシンセサウンドですから、坂本龍一的な日本語の使い方になっています。坂本龍一は東洋的なイメージを世界に広める為にそうしていたのだと思いますが、当時から陰ではエセ東洋
音楽と比喩されていました。それに比べると彼らの
音楽は純粋に日本への敬意が感じられます。
Honoo No Ko