2009年のアルバムです。日本のレーベルからのリリースになります。日本語の発音は見事なもので、日本のインディーズものではないかとさえ思えます。これまでよりもアンビエントな響きを大事にした内容になっています。日本の俳句などを引用した歌詞の日本語の深みを表現するために、サウンドもどんどん幻想的になっています。
1. Honoho No Ko
2. Sakura No Hana No Oto Ga Kikoeru
3. Sono Ko Hatachi
4. Yume No Hanashi
5. Haru Wa Akebono
6. Akatsuki No Hoshi
7. Chisaki Yume
音楽的には全く日本らしさはなく、イタリアらしさもありません。フォークとアンビエントの牧歌的な曲を幻想的に演奏しています。彼らにとって日本語、特に古き俳句のような言葉使いは幻想的なイメージなのでしょう。私たちにとってアラビア語が幻想的に思えるのと同じでしょうか。あくまでも海外の人がイメージする日本なのです。
最近はアニメやアイドルなどで日本の文化も知られていますが、古の日本は不思議な世界だと思います。中国の文化を取り入れながらも日本独特の様式美を持った、古き時代の日本文化は不可思議な世界だと思います。ヨーロッパには無い文化。侘び寂びも感じられますから、割とストレートに日本の文化と向き合っていると思います。
Honoho No Ko