イギリスのアーティストFinn McNicholasの一人プロジェクトUltreの2006年のファーストアルバムです。エレクトロニカとストリングスなどのアコースティック楽器のサンプリングを交えたフォークトロニカになっています。サンプラーを多用しているのでブレイクビーツみたいな雰囲気でもありますが、フォークトロニカという概念が入るだけで違うものに仕上がります。
1. Pictures Of Piano Notes
2. Being Invincible
3. Hearings
4. Nobodies Favourite
5. Useless Nervous Minutes
6. Nobodies Beaks
7. In The Nerves
8. Bricolage
9. Scissors And Intervals
10. Phrotos
11. Orcheste Neutron
12. Massive Things In Tiny Hands
アンビエントな雰囲気もありつつ、ビート感もしっかり出しています。エレクトロニカの時代になって、90年代のブレイクビーツの手法はおとなしくなっていましたが、まだまだやり方によっては有用なものである事が分かります。フォークトロニカの概念も手伝って古臭くは感じられません。
問題はサンプリング素材だと思います。誰もが似たような素材ばかり使ってくると飽きられますが、音源の斬新さ、配列、組み合わせは無限大だと思います。アイデア次第だとも思いますし、ブレイクビーツを組み合わせていく作業の中で、偶発的に生まれるアイデアもありますから、地道に編集作業を繰り返していくのが一番だと思います。やはりオタクの
音楽なんですね。
Pictures Of Piano Notes
Being Invincible
Useless Nervous Minutes
Massive Things In Tiny Hands
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