イタリアの男女デュオMetuoの2009年の唯一のアルバムです。女性ボーカルのAmelie Labartheと演奏、プログラミングのGiorgia Angiuliの二人組です。シンセポップに近いエレクトロニカにAmelieのウィスパーボイスが絡んできます。たまにアコースティック楽器が入ってきますが、まだフォークトロニカ的な概念ではやっていません。
1. Fonometro
2. Fake Factory
3. Big Gig
4. Subway
5. Quiet
6. Blum
7. Shell Crumbs
8. Toyshop
9. Animal Rainbows
10. Purple
古典的なシンセポッップにサンプラーも使って、少しだけモダンな感じにしているサウンドです。ある意味レトロを売りにしているようです。ただ、昔よりもテクノロジーが進化しているので、昔よりもいろんな事が出来るというところは遠慮なく活用していて、新しい解釈をしているとも言えます。
ダンスフロアを意識している風でもありますが、こんなゆるいビートでやっているクラブがイタリアにはあるのでしょうか、現在の耳には新鮮に聴こえるところもあるでしょうし、Amelieのボーカルも悪くありませんから、これ以降どう進化していくかが気がかりですが、この作品だけで終わっているので、これ以上のアイデアは浮かばなかったみたいです。
Fonometro