2011年のアルバムです。ポップなシンセポップスタイルに加えてヒップホップ的な手法も加えられ、カオスな感じなのにシンプルにまとめられてポップな曲調を活かした彼らのセンスが光る内容になっています。ターンテーブルも使っているのか、それともサンプラーでの効果的な使い方をやっているのか、レトロサウンドですがやっている事は結構精密です。
1. o bb
2. Western Coast (feat. Anthony Martin)
3. Breathing 2007
4. Illuminated
5. Foundation
6. Tagalong
7. Piano Tunes
8. Slate to Hide
9. Lately I'm Waiting
ベックをもっとポップで明るくした感じになっています。これまではイギリス的でしたが、アメリカ的になってきたと思います。黒人の専売特許だったヒップホップを、白人のオタクが面白がってやると出来上がってくるようなスタイルになっています。曲の作り方もベックの影響を感じますが、ダウナーな雰囲気はありませんから、明るいオタクって感じです。
明るいポップ感覚を持っている二人ですから、アグレッシヴな音源を使っても明るい感じになります。そのアンマッチになりそうで、結構しっくりさせているところが彼らのセンスの素晴らしさだと思いますが、その良さが伝わるようなシーンではありませんから、苦戦しているようです。もっとアピールする活動も必要だと思いますが、この微妙な立ち位置だから出来る
音楽 なのかもしれません。
These Blues
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