2003年のアルバムです。ビニール盤のみのリリースだったので現在は入手困難です。エレクトロニカとポップソングの融合という発想があったとしても、生まれてくるスタイルは様々です。フォークトロニカという概念も生まれ出した時代でもありますが、全く独自の感性を持ったアーティストです。
1. Trenner
2. Flieger
3. Apa
4. Sugimoto
5. Cobit
6. Ruben
7. Du Und Ich
8. Ribolicoli
9. Benten
10. Tanja
11. Penti
12. Faning
13. Wolter
電子音によるエレクトロニカはサンプラーばかり使っていた事からの反動だったのかもしれませんが、電子音やエンジニア的なサウンドメイキングに物足りなさを感じ出した次の世代が、エレクトロニカとサンプラー、生演奏によるミックスをやり始めた事によって生まれたフォークトロニカ。さらにその先を行くともはやテクノの概念も打ち破るようなものになります。
DTM環境はもはやテクノ職人だけのものでは無くなってきます。ロック側の人間でもラップトップを使って好きなように曲を作れる。その中でもロックにこだわらずエレクトロニカな音源も自由に使う。バンドを持たずしてもラップトップは自由な発想を具現化する道具となっていきます。PCの性能が上がり、それにつれてソフトも複雑化していきます。オーディオレコーディングもプロツールスだけに頼らずとも簡単に出来るようになってくる。テクノロジーがどんなに発展してきても、人の発想はさらにその先を行くのです。
Muner
スポンサーサイト