2009年のアルバムです。これまでの作品の中のアウトテイクなどが集められています。エレキギターで演奏されているので、これまでもデモの段階ではエレキギターで演奏されていたのかと思われます。ドラムのサンプリングループなどで作られていたものを生演奏していたようです。それだけこちらの方が親しみやすいかもしれません。
1. Mellow
2. Eulogy For Liam
3. Melange
4. South Canadian Sea
5. Song To Child
6. Lament
7. Wedding Song
ボサノヴァ調の曲があったり、バルカンフォークとは違う分野のスタイルも取り込んでいるのが分かります。それでもマイナー調の自分のスタイルに持ってくるあたりが凄いところです。これまでのアルバムが統一感がありましたので、その中から漏れてしまうのは分かりますが、こういう曲があった方が聴く方はバリエーションがあって楽しめます。
一つのスタイルに特化していたように見えて、いろんなスタイルのローカルな
音楽をまとめ上げての統一感だった事が分かりますので、これを聴いてから今までの作品を聴き直す事で、更にその深みにハマっていく事でしょう。完成された
音楽より、このような過程の段階の方が面白かったりします。ロックってそういう面白さがあるからこそ楽しめるものだと思います。
Full Album