フィンランドのバンドThe AnaksimandrosのボーカリストだったLaura Naukkarinenの一人プロジェクトLau Nauの2005年のファーストアルバムです。アコースティック楽器、民族楽器等を使ったスカンジナビアンフォークな内容になっています。イノセントな声でフィンランド語で歌われる
サイケデリックフォークな雰囲気を持っています。
1. Los Minulla Olis
2. Kuula
3. Plakkikanteletar
4. Tulkaa!
5. Puuportti Nautaportilta
6. Johdattaja Joleen
7. Hunnun
8. Kuljen Halki Kuufarhan
9. Kivi Murenee Jolla Kavelee
10. Sammiolinnut
シタール等の民族楽器を幻想的に搔き鳴らし、ゆったりとしたフォーク調の歌に独特の空気感を与えています。エレキギターなども時に使っていますが、録音している場所の空気感をフィールドレコーディングしたような響きを大事にしています。かなりデッドな場所だと思いますが、その場所でしか成り立たないような、少し乾いたような空気感を持っています。
童女のような歌声ですが、この時には既に母親になっています。実験的な要素も持ちつつ独自の世界観を作り出し、他の女性シンガーとは違うオリジナリティを確立しています。コーラス等もつけていますが、基本は声を張らないウィスパー系の歌い方です。類似しているものとしてはトラッドフォーク系の女性シンガーでしょうか、北欧のミュージシャンも多種多様です。
Kuula