2017年のアルバムで現在までの最新作になっています。作風がガラッと変わって歌モノになっています。しかも英語で歌っていますし、曲名も全部英語になっています。ワールドワイドに売れようとする意欲なのか、明らかに方向転換しています。オルタナなロック調の曲も目立ちます。元々自分ではあまり歌って来なかったのに、全曲自分で歌っています。
1. Handle Bar
2. New Day
3. Hedgehog
4. Beauty's My Summary
5. Going Away
6. Secret Stash
7. Initial Spark
8. Everything Burns
9. Don't Understand
10. From Sentiments To Sediments
11. Overweight
12. Your Egos
13. Beside
弾き語りでの生演奏で録音しているようで、多少ギタープレイが乱れても、その雰囲気をそのまま録音しています。エレキギターなど多重録音もしていますが、アコースティックギターと歌は同時にレコーディングしているようで、歌の出来を優先しているので、たまにギターが乱れます。でもそれを味わいとしてそのまま採用しています。後でギターを差し替える事も可能なのにあえてやっていません。
ですから、これまでに無かったようなラフな雰囲気もオルタナっぽく感じさせます。明らかにこれまでのスタイルを壊し始めています。という事はまだまだ伸び白があるという事でしょう。この後どこまで進化していくのか楽しみです。やはり芸術は破壊と創造の繰り返しの中で進化していく生き物なのだと再認識いたしました。聴き手の顔色を伺いながら作るような
音楽は芸術では無いのです。信念を持って作品を提示する。拒否感を持たれる事もあるでしょうが、信念を貫く、今理解されなくても未来に評価されるような作品を残す事の方が大きな意義があると思います。
Hedgehog