2012年のアルバムで現在までの最新作になります。これ以降リリースがないので最後の作品なのか、再び自主制作によるリリースになっています。よりドラマティックで迫力のあるサウンドになり、より完成度の高い内容になっているのにインディーズですら対応出来なくなっているというのは理解出来ません。なにか問題でもあるのか、それでもこのクォリティは半端ではありません。
1. Aló
2. Vientos
3. Rubién
4. Arián
5. Mio Fonte
6. Sol
7. Yo Quixera
8. Camín
9. Espertar
10. Una Llume
11. Rigel
まず歌、スキャットの部分がこれまでより迫力が出てきました。それだけで出来栄えが全く違ってきます。デジタル処理も彼らの
音楽を見事に演出する役割を果たしており、ドラマティックなプログレケルトミュージックになっています。コンセプトアルバムのように劇的な演出。これだけの完成度を誇っているのに何故自主制作なのか、全く理解出来ません。
スペインでは需要がないのだとしても世界的にも通用する内容だと思いますし、活動の場はいくらでもあるはずです。自由に活動したいから自主制作になるのは理解出来ますが、レーベルの制約の中でも問題ない内容だと思いますし、逆にこれを欲しがらないレーベルはどうかしていると思います。まだまだ進化する余白を持っているバンドだと思いますし、この先を聴いてみたいと思うのですが、これが限界だったのでしょうか。
Aló