2011年のアルバムで現在までの最新作になっています。もはやカントリーの影さえ感じさせないくらいポップロックになっています。アメリカっぽさも無くなって、イギリスのネオアコ、ブリットッポップのような90年代サウンドになっています。ブラックミュージックも含めてポップになろうとしたら、行き着く先はここになってしまうでしょう。
1. Doldrum Days
2. Sister Sorrow
3. Bad Blood
4. Stay
5. Homecoming Queen
6. Fireflies
7. Pussyfoot
8. Nemesis
9. Together
10. Reprizer
今作がいいのは売れ線を狙わずにポップに洗練されているところです。本当にいい曲を作ろうとしたら時代性とか関係無くなってきます。ヒットチャートに入るイメージも必要ありません。素直にいい曲を作っていけば自ずと曲の方が方向性の道筋に導いてくれます。だから必要な音しか入っていません。余計なデジタルサウンドも無く、素直にポップになっているところが好感が持てます。
シンプルにまとまっていて大げさな誇張もありません。以前の作品に比べると物足りないと感じる人がいるかもしれませんが、ポップであろうとするならこれで正解だと思います。それだけ曲が良いので余計な事をする必要がないのです。こういう
音楽が長く愛されていくと思いますが、使い捨てのヒットチャートにはなかなか入り込めないところでもあります。もはやヒットチャートには何も期待出来ないというのが現状です。もうそれが当たり前になってしまっています。
Doldrum Days