2007年のアルバムです。完全にAlexey Devyaninの一人プロジェクトとなりました。チェロの生演奏が入っていますが、民族
音楽などをサンプリングしたエスニックフォークトロニカになっています。ちゃんと作曲されていて現代
音楽性は薄れています。ここまでならブレイクビーツでもフォークトロニカにも近い感じなので、前衛的という印象は薄れてきます。
1. Po Derevne
2. Begushemu Vpered
3. Slovami Poeta
4. Kartoshka
5. Kuraga
6. Samouchitel
7. Tvoi Ganteli
8. Rak Pushka
9. Propolis
10. Medicinski Rabotnik
11. Gagra
12. Potemnelo
13. Jubga
14. Krovinka Moya
15. Izbushka
16. Votpusk
17. Vechnost
18. Arrial - Farwell Ggain (ga remix)
ノルウェーのMiasmahレーベルに移籍して、作風もエレクトロニカなサウンドも入っているという事で、徐々に知名度が上がってきます。サウンドコラージュな手法は残っていますが、電子音や生演奏が入る事で中和されています。現代
音楽の手法もロックやテクノの分野では積極的に取り入れられてきていますので、もう珍しい分野では無くなっています。
以前に比べるとポップになったと言えます。
音楽的な素材のコラージュが多いので、流れが明快です。混沌さは和らいでいます。それでも民族
音楽っぽいので、馴染みのない人にとってはとっつきにくいかもしれませんが、だいぶ世間に寄せてきているという印象です。ポップアヴァンギャルドに近づいています。それでも少しでも複雑になると売れなくなるのが最近の事情ですから、やっぱり彼は売れようとは思っていません。
Tvoi Ganteli
スポンサーサイト