アメリカのギタリストKyle Dawkinsの2002年のファーストアルバムです。アコースティックギターやバンジョーを生演奏してオーバーダビングした内容になっています。まだエレクトロニカなサウンドは無く、ギタリストとしての可能性を模索している作品になっています。クラシックギターのみにあらず、フラメンコ、カントリーなどの要素も含まれています。
1. Conasauga
2. Kite
3. Water Witch
4. A Quiet Strand
5. Sticks
6. The Crow
7. Left, in a Room
8. Flight
9. Spindle [unlisted]
一人でアコースティックギターやバンジョーをダビングして制作されていますが、FlightではThe Georgia Guitar Quartetによる四重奏になっています。Kyle Dawkinsもその中のメンバーの一人なのですが、より自分の
音楽を追求する意味でソロ作品としてリリースされました。クラシックギターだけにこだわっていないので、プログレやジミー・ペイジなどによるアコギの雰囲気にも似ています。
一人で伴奏、旋律を同時に演奏するクラシックギターですが、カルテットではそれを四人で分割、付け加えて演奏するわけですが、それを一人で多重録音で再現しています。クラシカルな内容だけでは面白味がありませんので、モダンな雰囲気としてカントリーやケルト、スパニッシュな奏法も取り入れています。次の作品でエレクトロニクスも取り入れますので、現代的な
音楽としてのクラシックギターの可能性を追求している人だと思います。
Flight
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