2013年のファーストフルアルバムです。アコースティック楽器のサンプリングも取り入れた16ビートフォークトロニカになっています。Nozomiの歌い方もウィスパーヴォイスに定着してきて、自分たちのスタイルがとりあえず完成された形になっています。Takmaのトラックメイキングも大胆かつ雄大になっています。
1. shootingstar
2. micro
folk 3. pastel
4. cocoonsong
5. sirius
6. tree
7. someday
8. sunshine-mix
9. tobu
10. vinci
11. chooseone
12. lafunk
13. sailor
海外のレーベルVirgin Babylon Recordsからのリリースになっていて、世界的にも通用する内容になっています。サンプラーの使い方もブレイクビーツとは違った、アブストラクトなペインティング感覚で組み合わされており、Bpmも高速なのでフレーズサンプリングでも疾走感があり、めまぐるしく次から次へとサンプリング素材が展開していきます。そこにウィスパーヴォイスという中性的な素材が加わって、独特のフォークトロニカに仕上がっています。
高速なのでドリルンベースのような勢いがありますが、サンプリング編集はそこまで細かくなく、歌自体はポップでありますから、今までに無い新しい形のエレクトロニカになっています。映画の断片のようなノスタルジックな雰囲気も疾走する窓辺から垣間見えます。これまでのデジタルミュージックを総括しながらも別のものを作り出そうとする力強さを感じます。
shootingstar