2017年のアルバムで現在までの最新作になっています。自主制作ダウンロード販売のみでのリリースですから怖いもの無しです。デザイナーとして
音楽もやっているので、
音楽で成功しようという野心は持っていません。あくまでもアートワークの一部なのです。
1. Music for New Materials No.1
今回は21分の1曲のみのミニアルバムです。アブストラクトなサンプリング音によるコンクリートミュージックのような感じで、非楽器な音ばかりですが、ちゃんと音程、リズムという概念を持っており、曲として成り立っています。アンビエントという概念は持たずに制作されているように感じます。
あくまでも空間をデザインするという観点から
音楽も創っているように感じます。しかし、ロックにも精通しているようで、感覚的には70年代のニューウェイヴが勃興する前の実験性を持った
音楽から影響を受けているように感じます。現在では忘れ去られている感覚です。しかし、一番忘れてはいけない感覚だと思います。ロックが一番面白かった時期であり、先鋭だった時代。その感覚で最新テクノロジーを利用する。出来上がったものがどうであれ、この感覚、今のロックシーンに一番必要なものだと思います。
Live at the Exploratorium