2014年のアルバムです。これまでのようにアコースティック楽器の演奏とフィールドレコーディングに加えて、あからさまに電子音も使うようになりました。中にはラップ調の曲もあったりして違和感を覚えますが、明らかにフォークトロニカとしての作品作りになってきています。
1. harmo
2. eau
3. eternal moment
4. wander about
5. ether
6. foliage
7. amaretto
8. acro
9. exit
10. spool
11. sweet crack
12. birdland (taste)
13. open
14. awake
15. orion
16. call
17. distance from palette and orange lines
18. lilia
空間の中で呼吸するように
音楽を作りたいと思って制作しているようで、フレージングのリフレインも呼吸するような感覚で繰り返されています。確かにアコースティック楽器をマイク録音する事で演奏家の呼吸している感じは伝わります。呼吸を押し殺すように演奏する人もいますが、呼吸するように演奏する事で生理的に受け入れやすい
音楽が生まれるという事はあると思います。
母親の胎内にいた時のリズムが一番馴染みやすいと言われていますが、4/4拍子では表しきれない部分があって、
音楽は人々に感動を与えられるものだと思います。打ち込みだけではそこまで表現するのは難しい。生演奏の良さはそこにあると思います。だから機械的に楽譜を正確に演奏するのが正しいとは言い切れないのです。楽譜はあくまでも記録ですから、そこから何を読み取るかというのもクラシック界では必須事項になっています。だから
音楽は奥深いものなのです。
eau