2005年のアルバムでこれが最新作になります。2枚のアルバムを出したままになっています。今作は電子音よりもフィールドレコーディングした素材の方が割合が多くなっている感じがします。アコースティック楽器を生演奏した録音もフィールドレコーディングとして処理しています。たとえば、演奏する際に人が動く音もアクセントとして使っているのです。
1. Sloth
2. Schwärmer
3. Anarene
4. Takeoff
5. Rewind
6. Glaze
7. Christoph's Box
8. Seaside
9. Next Day
10. Saturn Diamond
生演奏した素材も含まれていますから、とても
音楽的で、前作以上にドラマティックになっています。サンプリングをつないでいく不自然さも少なくなっていますから、とてもこなれて来たと思われます。パッチワークのようなカットアップ手法を全面に出すのでは無く、滑らかに編集してアンビエントとしての流儀にもかなっています。
ドローン音を多用しているというのもありますが、それでも音階がはっきりしていて、素材の使い方が巧妙になってきています。何故この続きが出ていないのかが不思議ですが、フィールドレコーディングの分野ではかなり洗練されたものになっています。映画
音楽などでも使える素材だと思います。それだけ
音楽として美しくまとまっています。
Aerial View Of Model
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