2012年のアルバムで、Cassette Memorieシリーズ第三弾になります。今回はメキシコでカセットに録り貯めたが使われています。街中に流れるマリアッチの演奏がそまま使われていたり、日本やヨーロッパ、アメリカには無い街の雑踏が独特の雰囲気を醸し出しています。ジャケットも土着な感じがあり、知らない世界の民族
音楽のようであります。
1. A Day of Pilgrimage
2. Dust
3. Bruise and Bite
4. The Sun Clings to the Earth and There Is No Darkness
5. I Tell A Story of Bodies That Change
彼の場合のフィールドレコーディングはカセットに収められており、それを再現する時のエフェクト処理により日常では無い異次元の世界が奏でられていきます。この作品ではあまりループを使わずに、録音された音源をそのまま流しているのですが、独特のエフェクト処理によりアンビエントな世界観が現れてきます。
楽器を演奏しない、空間を録音したフィールドレコーディングなのに、必ずと言っていいくらい
音楽的な印象を与えてくれます。身近にあるもの全てが彼にとっては楽器であり、
音楽彫刻家と言われる所以であります。それは誰かに教えられるものでは無く、感覚として自分で持っている感性なのだと思います。
Full Album