2016年のアルバムで現在までの最新作になります。常に革新的なギタリストであり続けるジェフベックを象徴するような挑戦的な内容になっています。Rosie Bonesという女性ボーカリストを中心としたバンド演奏で、ブルース、ロックのラウドな作品としては久々の演奏ですが、以前のハードロックとは質が違いますし、現在のヘヴィメタ、グランジとも全く別物の、ジェフベックにしか作れないハードロックになっています。
1. The Revolution Will Be Televised
2. Live In The Dark
3. Pull It
4. Thugs Club
5. Scared For The Children
6. Right Now
7. Shame
8. Edna
9. The Ballad Of The Jersey Wives
10. O.I.L.
11. Shrine
オリジナルアルバムでのボーカル作品としてもかなり久しぶりです。ジェフベックグループ、ベックボガードアンドアピス以来のロックな作品。それはツェッペリンのお手本にもなったくらいハードロックの元祖と言えるものでしたが、又新しいロックの形を提示しています。ヒップホップ、オルタナ、グランジという時代を経て、尚それらとはまた違うロックの硬質でラウドなサウンドになっています。
ジミヘンが死んでからはかなりジミヘンも研究していましたが、そこからも解き放されたギタープレイになっています。歌ありのバンド演奏、バラードもあります。ある意味オーソドックスなロックスタイルでもあります。しかし、これは現在進行形なロックの進化の姿を表した、何者にも媚びへつらわない孤高のギタリスト、ジェフベックの生き様を投影した作品とも言えます。若きギタリストが模倣ばかりしている場合では無いと警告を発するように、過去に囚われた保守的な同年代のギタリストに檄を飛ばすかのように、ジェフベックは又一歩先を歩み始めています。孤高のギタリストは老いたとか弱音を吐かないのであります。
The Revolution Will Be Televised
VIDEO
Live In The Dark
VIDEO Pull It
VIDEO Thugs Club
VIDEO Scared For The Children
VIDEO Right Now
VIDEO Shame
VIDEO Edna
VIDEO The Ballad Of The Jersey Wives
VIDEO O.I.L.
VIDEO Shrine
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