2016年のアルバムで現在までの最新作になります。随分穏やかになりました。明るくはありませんが、暗い感じが和らいでいます。アルバムごとにコンセプトを持っているのか、これまでのアルバムで同じような感じで無く、それぞれが統一感を持った作品になっていました。このアルバムも同じような雰囲気の曲が集められています。
1. Frozen Garden
2. Pallid Eyes
3. Hands
4. Nightmares On Repeat
5. Rupturing
6. The Black Dove
7. Moulding
8. The Ledge
9. Antechamber
10. Womankind
11. Behind The Glass
穏やかな感じでも静と動のコントラストをつけたダイナミックなアレンジは忘れていません。より仕掛けが巧妙になったという印象です。ケルト系に近いかもしれません。大自然の雄大さを演出したようなアレンジになっています。サウンドトラックのように映像を連想させるようなドラマティックな展開は彼女の特徴でしょう。
穏やかなプログレッシブロックみたいな趣向性を持っています。大げさにはならない程度にプログレッシブなので、程よい壮大さがあります。バックメンバーの力量次第ではもっとエスカレートする可能性はありますが、やり過ぎないような自制心を持っていると思います。しかし初期の頃から比べると結構やってくれています。変拍子があったり、やはりプログレ志向なのでしょう。そしてとても品格も持っています。
Frozen Garden