2008年の作品です。ギターやベース、ドラムなど、どんどんバンド的な曲を作るようになっています。今回は女性シンガーのOlga Wallisが全面的に参加していて、歌、スピークなど楽器を演奏している感じですが、これまでのテープ編集はエフェクティヴな要素として存在しており、
サイケデリック なロックアルバムのようであります。
1. A While Away
2. Breathe
3. Melt
4. The Edie Three Step
5. The Honeythief
6. Tomorrow
7. The Maypole Song
8. Sandancing
9. There, It Has Been Said
10. The Illogical Song
下手くそな感じのギターはBeequeenで演奏しているようですが、ゲストのBarry Grayがこなれたギターを披露、スライドギターでKees Rietveldが参加しています。全体的なイメージからするとやはりドアーズを連想するような曲調です。ジャズ的なドラム、カントリーフォーク的なギター、オルガンの感じもそうです。そこに電子音。ドアーズはベーシストがいませんでしたので、オルガンのフットペダルやギタリストが弾いていたりしていました。その雰囲気もそのものです。
ドアーズのヒット曲じゃ無い曲はジムモリソンの書いた歌詞にメンバーが曲をつけるパターンでしたから、かなり独特な曲調に発展していく事が多く、歌詞に関係なく曲を作っているこのプロジェクトですが、それに近い感覚で曲を組み立てていると思います。だから雰囲気が似ているのです。最近はほとんど曲から作るパターンが多いので、まともな曲ばかりしか耳にしませんが、歌詞から曲を作っていくと普段には無い発想が生まれたりします。その感覚をブレイクビーツなどのコピーアンドペイストな
音楽 は持っていると思います。
A While Away
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