2003年のアルバムです。ジャズなどを学び、実際にジャズカルテットYggdrasilに参加した事によって、ジャズ的なアレンジが多くなっています。しかし、その中でも彼女の歌はフォークであり続けるという、自分を崩さない土台を持っています。つまり自分の
音楽 性を磨く為にジャズやクラシックを学んでいて、フォークスタイルを磨く為に他のジャンルも学んでいるという姿勢のようです。
1. Rósufarið
2. Har Heiti Eldur Brann
3. Hjarta Mítt
4. Krákan
5. Kanska Ein Dag
6. Nú Brennur Tú Í Mær
7. Rura Barnið
8. Sum Sólja Og Böur
9. Brostnar Borgir
10. Sorgblídni
11. Hjarta Mitt
ジャズも複雑にはなっていますが、元を正せばブルースを基調としたスリーコードで成り立たせる事も可能ですから、スリーコードで成り立つフォークソングのアレンジとしても成り立つという離れ業をやってのけています。フォークソングそのものをやっていても限界がありますので、様々な要素を取り入れて現代的に表現しようとしています。若くしてその事に気付いて行動するというのも凄い事です。
その他にもロック、エスニックな要素もあったりと、多くの武器を手に入れながら自分の
音楽 スタイルを確立していこうとする意欲を感じさせる内容になっています。アレンジが変われば多少歌の表現にも変化は現れます。それによって進化したフォークソングが生まれるのです。融合、混血を繰り返して、より優秀な遺伝子を残していく。ロックはそうあるべきであり、
音楽 という広い分野、
音楽 だけで無く芸術全般にそれは言える事です。そしてその中でも芯のある自分を表現出来る才能に恵まれた人だと思います。
Rósufarið
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