2014年のアルバムです。デンマークのジャズベーシストLennart Ginmanとのコラボレート作品になっています。ジャズとデジタルミュージックにオーケストレーションが加わって、プロペラヘッズのような007を思わせるスパイ映画のサントラのようなカッコイイ作品に仕上がっています。
1. My Little Blue Star
2. The Sinner or the Saint
3. For Every Dream There is a War
4. Gloomy Sunday
5. I'll Get You the Moon
6. Son of the Sin
7. The Ship
8. Daughters
9. Inside
構成的にはジャズのリズム隊に対してエレキギター、シンセサイザーのロック的な動きが加わり、サンプラーによるオーケストレーションが壮大なスケールの銀幕感を演出しています。以前のようなジャズ作品とは違った取り組みになっています。007のサントラは誰でもかっこいいと思うと思いますが、エンディング曲に女性シンガーが使われる事も多かったと思います。その雰囲気をオリジナリティ溢れる作品にGinmanが作り上げています。
プロペラヘッズの007リスペクト作品はカッコよかったですが、長くは続きませんでした。この作風を続けるのはロック、テクノ系の人達にとっては限界があるのです。しかし、ジャズ系の人がロック系のミュージシャンとコラボレートすればもっと多くの作品を作れると思います。誰が聴いてもかっこいいと思えるスタイルなのに作品が少ないという中、007のサントラに負けないくらいの素晴らしい出来栄えとなっています。お見事です。
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