ロシアのバンドИван Купала、Ivan Kupalaの99年のファーストアルバムです。メンバーはDenis Fyodorov、Alexei RumyantsevとAlexei Ivanovの三人組です。ユーロビートのようなシンセサウンドにロシア民謡を織り交ぜたサウンドになっています。ロシア民謡、ロシア語という珍しさはありますが、シンセサウンドは人畜無害な感じの優等生サウンドになっているので、それほど面白いものでもありません。
1. Купала
2. Кострома
3. Брови
4. Виноград
5. Молодость
6. Сваточки
7. Воротечки
8. Коляда
9. Канарейка
10. Галя
11. Полоса
12. Kostroma
エスニックな雰囲気を大事にすればもっとシンセも凄い音を出して欲しいものですが、イージーリスニングな感じのシンセサウンドになっています。三人でヴァンゲリスみたいなシンセサウンドを作り上げ、民族
音楽の部分は実際に民族
音楽をやっている人達を使って共演のような感じでやっています。サンプリングでは無く、本物を使ってやると言う意味では珍しいものだと思います。
アイデアとしては面白いのですが、アヴァンギャルドの国ロシアにおいて、このほのぼのとした感じは物足りないだけです。本物を使っているので、そこは誰にも真似できない雰囲気が生まれていますが、そこに一捻り入れなけばならないシンセサウンドが台無しにしているとも言えます。村興しみたいな感じでやっているのなら文句は言いませんが、こんなプリセット音そのまんまな感じのシンセサウンドはいただけません。
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