2013年のアルバムです。今回は即興性よりも楽器の演奏にこだわった内容になっています。サウンドエフェクトとかも絡んできますが、土台の
音楽をしっかり作っているので安心して聴けます。即興
音楽というよりも、ワールドミュージック、ネオクラシックのような趣があります。
1. Black Matthew 1
2. The Shore That Fears The Sea
3. Hazlehurst Requiem
4. Black Matthew 2
演奏も旋律を奏でるというより、楽器の響きを大事にした演奏になっていて、ある意味、生楽器によるアンビエントな性質を持っています。ですから儀式的な雰囲気ではありません。不協和音も入ってきますが、音響派な演奏になっています。音階は東洋的な民族
音楽っぽさがあります。
手法的にはほとんど同じような事をやっているのですが、テーマを変える事によって表現されるものが違ってきます。今回決まり事も多い中での即興となっているので、フリーな感じにはなっていません。ある程度の秩序は混沌から抜け出す役割を果たしています。それは聴き手を広げていく事にも結びつく事でしょう。
Full Album
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