2010年の作品でWoman Yearとしては最後のアルバムになります。カセットで50枚限定販売でしたが現在はダウンロード販売もされています。前作と同様で、自宅で一人で多重録音で製作されていますが、今回はバンド形態での演奏になっています。ゲストも参加していますが、ボーカルとしてなので、一人でバンドアレンジに挑戦しています。
1. Funkify No
2. Manifolds Glorify
3. Bust Doubt
4. Peoples Choir
5. Loser Demon
6. When We Zigged
7. Human Brings
8. Rage Voila
9. Amphisbaena
10. Cedar Tropic
11. Her Brain Rains Poor Me
12. Great Divide
13. Quartz Courts
シーケンスされたリズムもありますが、バンド演奏の部分は生で演奏しています。基本はギターでの弾き語りですが、そこにドラムやベースを重ねて多少デモっぽさを薄めていますが、自宅録音なのでローファイな感じは変わりません。一人多重録音というものはDTMスタイルの時代になると気にならなくなりましたが、DTMに頼らない本格的な一人多重録音というのは珍しくなりました。
ドラムも生で演奏しているので手作り感が生々しいです。DTM環境も最近ではさほどコストもかかりませんが、あえて生演奏にこだわっているのか、バンド作りたくても作れない状況なのか、久々のオタク感がひしひしと伝わってきます。表現者としてはそれなりに才能があると思いますが、一人で生演奏していくには限界があります。トッドラングレンほどの才能と経済力が無いと難しいと思います。でも一人だからこそ個性も発揮されているのは事実だと思います。
Funkify No