イギリスのアーティストChris Cookの一人プロジェクトSame Actorの2005年のファーストアルバムです。この後は自主制作で活動していて、あまり作品は流通していません。シタール等のインドの民族楽器を中心としたアブストラクトなサンプリングミュージックになっています。つまりインド系フォークトロニカになります。民族
音楽系フォークトロニカという事になりますが、テクノ色が強いです。
1. Light Years
2. Nothing Yet
3. Dulcimer Scramble Suit
4. Red Yellow Porpoise
5. Celeriac
6. Sharp Edges
7. Tread Carefully
8. Hammer
9. Extreme Pumpkin
10. Squash
11. Morph
12. Take A Bow
13. Deforestation
手法としてはブレイクビーツに近く、音源としてインド系民族楽器をフレーズサンプリングしたものを多用しています。実際にシタールなどは自分で演奏したものをサンプリングしているようです。それだけでは無く、エレキギターなども演奏しているようです。自分で演奏したものをサンプリング素材としているので、それは無限に音源が尽きる事は無いでしょう。
ただ、やっている事はブレイクビーツなので民族
音楽的要素は音源だけになります。それだけで印象は大きく変わりますが、民族
音楽とテクノを融合したエスニックテクノとは別物だと思います。民族
音楽の要素は
音楽的には全く反映されていません。あくまでも他とは違う要素としての音源だけの拝借です。個性的な感じはしますが、そこがまだ弱いところでしょうか。
Light Years