2013年のアルバムです。パーマネントレーベルのKranky からのリリースです。このレーベルからはいつもの歌ものになっています。やはりアンビエントなサウンド、フィールドレコーディングも使われていますが、あくまでも歌が主役になっています。アンビエントに特化した作品より、こちらの方がほっとします。
1. Mercy
2. Hawkeye
3. Reliquary
4. Homily
5. Excave
6. Gospel
7. Florid
8. Margin
9. Censer
10. Litiya
11. Knell
12. Foxtail
ふわふわとした浮遊感を持ったサイケなフォークですが、中期頃のピンク・フロイドのサイケなのかプログレなのかわからないような時代のスタイルを連想してしまいます。浮遊感を持っていながらもちゃんと
音楽としての泣き所、ツボを押さえた表現になっています。そう言う点でもピンク・フロイドを引き合いに出してもいいほどのレベルになっていると思います。
単なるこけ脅しのエフェクト処理では無い、人間の感情に訴えかけるような流れを持っており、
音楽的にも大物級の貫禄を見せつけていると思います。であるならば、これはアンビエント作品でも無く、フォークトロニカでも無い、現代のプログレッシヴロックなのだと認識しても良いと思います。現代
音楽でも無いロックなのです。
Mercy