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[20200229]

Here Come The Rattling Trees
(1998/07/14)

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2016年の作品で現在までの最新作になっています。ある程度スタイルが確立されてしまったせいか、しばらく作品をリリースしていませんでしたが、今回は演劇のサウンドトラックとして制作されたアルバムになっています。各テーマに沿った曲なので短めの曲が16曲収められています。いつもの彼らのスタイルですが、バンド演奏のみで、ストリングスやホーンのアレンジは施されていません。

1. Prelude - A Day In The Square
2. Amy Recalls - Barham Trees
3. Here Come The Rattling Trees
4. Runner Recalls - Outback Runner
5. Bramble Underscore
6. Bramble Black
7. Mona Underscore - Slow Down Mona
8. Mona's Song
9. Decorator Recalls - Step Tempo Has Arrived
10. McKain Underscore
11. McKain James
12. Plumber Recalls - Call Me To The Common
13. Livorno Underscore
14. Livorno
15. Jackie Underscore - The Bells Ring Straight
16. Jackie

元々、フランスやイタリアのスパイ映画のサントラのような音楽をやっていたので、いつものスタイルのままサントラとして成り立っています。アルバムとして聞いた時、組曲のようになっているので、コンセプトアルバムのような感じになっています。もうこれ以上にも、これ以下にもならないくらいスタイルを確立させてしまっているので、この後新しい作品をリリースするのか不透明ですが、現代においては唯一無二の音楽になっているので、このまま終わるのはもったいないです。

一つの曲のイントロの部分だけ曲名が与えられていたりして、かなり引き出しは少なめになっていますし、バンド演奏のみという事で、いつもの魅惑的なサウンドには足りてない部分がありますが、ミニアルバムだと思えば楽しめます。ただ、もう少し違う事をやっても罰は当たらないのではないかとも思ってしまいます。

Prelude - A Day In The Square
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[20200229]

Talahomi Way
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。もはや不動のスタイルを築き上げています。これ以外やりませんと言うくらい自分たちのスタイルを貫いています。これだけ同じような曲を連発しているのに、インストものも多いと言うのは、まずアレンジから作って曲にしているのだと言う事ではないでしょうか。歌の旋律がいらないと思ったらインストのままにしていると言う手法でしょうか、歌も楽器の一部のようです。

1. Berry Adams
2. Wander, Jack Wander
3. Take My Hand
4. Woven And Rolled
5. The Ring Of Gold
6. Talahomi Way
7. Fly Baby, Fly
8. Angel Connector
9. To The Abbey
10. A Rock In May
11. Crazy Connector
12. Calling Up, Ringing Down

ここまで凝ってくると、どんなにレトロな音、アレンジにしていてもレトロには聴こえなくなってきます。ブライアンウィルソンやバカラックっぽいと言うイメージを持ちがちですが、彼らがここまで柔軟にポップな曲を作っていたわけではないので、これは過去の音楽では無くなっているのです。過去から繋がってはいますが、現在進行形のソフトなひねくれポップなのであります。

一時はだいぶ素直なポップソングを作っていましたが、確固たるスタイルを固めてきたのか、今作は結構ひねくれた旋律が多くなっています。しかし、アレンジ、サウンドがおしゃれに響かせているので耳に馴染みやすいという結果になっています。初心者には難しいかもしれませんが、ある程度ロックに親しんでいる人には馴染みやすいひねくれ度です。もう堂々たる貫禄さえ感じさせます。

Berry Adams
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[20200228]

Can Cladders
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。前作同様音響処理を抑えたドライな感じのサウンドになっています。ポップさは増して、多少素直にシンプルにしているようですが、High Llamasスタイルは極めています。ミックス段階でエフェクト処理をすれば以前のようになりますが、エフェクト処理をする前の方が心地良いという事に気付いたのでしょう。このスタイルを継続しています。

1. The Old Spring Town
2. Winter's Day
3. Sailing Bells
4. Boing Backwards
5. Honeytrop
6. Bacaroo
7. Can Cladders
8. Something About Paper
9. Clarion Union Hall
10. Cove Cutter (Hills And Fields)
11. Dorothy Ashby
12. Rollin'
13. Summer Seen

エフェクト処理をしなくても曲作り、アレンジの段階で独自のヴォイシングが出来上がっていますから、無理にエフェクト処理で濁す必要がないように配慮されています。やり過ぎるのも面白いものが出来ますが、やり過ぎない配慮はセンスの良い音楽を作る結果を招くという良い手本となっています。それでもパートごとに楽器入れ替わるような計算されたアレンジになっています。

今回ホーンアレンジは無く、ストリングスと女性コーラスをうまく使っています。それがボッサやフレンチな雰囲気も作っていて、70年代初期のフランスのスパイ映画のサントラのような雰囲気もあります。ボサノヴァもジャズも入り混じったフランス独特のポップ感覚の再現とも言えます。これは意図しているわけでは無く、これまでやってきた事を突き詰めてきた結果そんな感じになったという考え方の方が自然だと思います。

The Old Spring Town
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[20200227]

Beet, Maize & Corn
(1998/07/14)

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2003年のアルバムです。これまで同じような事をやっていますが、音響にこだわらなくなったので雰囲気が違います。スタジオの空気感は感じますが、残響音をデッドに近くしているので音の分離も良いです。歌も演奏もすぐ近くで演奏しているように感じますし、音の輪郭も明確に聴こえます。音響派の時代も収まってきた為でしょうか、これまでと明確に違う音創りをしています。

1. Barny Mix
2. Calloway
3. The Click And The Fizz
4. Porter Dimi
5. Leaf And Lime
6. Alexandra Line
7. High On The Chalk
8. Rotary Hop
9. Ribbons And Hi Hats
10. The Holly Hills
11. Monnie
12. The Walworth River

ブライアンウィルソン、バートバカラックのようなアメリカンポップスなアレンジは健在ですが、ファンタジックな残響音が無くなった事によりリアルな世界観を感じます。オーケストレーションなどアナログな楽器の響きが心地よいです。使用している楽器の種類は多いのですが、同時に発音させない事によってシンプルでありながらカラフルな演出を行っています。

この分野で新しい構築美を築いていると思います。もはやブライアンウィルソンでもバカラックでも無いHigh Llamasならではの音楽になっています。時代はエレクトロニカ全盛の時代にこれだけアナログな響きで斬新さを感じさせてくれる感性に敬意を感じます。サロンミュージックのようなセンスも感じますし、見事であります。

Barny Mix
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[20200226]

Buzzle Bee
(1998/07/14)

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2000年のアルバムです。Stereolabの影響が色濃くなり音響派なポップ作品となっています。今回はシンセサウンドも使っていますが、アナログな音の響きを大事にした音響派ですから、アレンジメントに力を入れていますが、それに負けないくらいポップな歌、コーラスを構築しています。

1. The Passing Bell
2. Pat Mingus
3. Get Into The Gallery Shop
4. Switch Pavillon
5. Tambourine Day
6. Sleeping Spray
7. New Broadway
8. Bobby's Court

当時はテクノ系とは別にStereolabのような音響派が斬新な作品を作っていました。トータスもその一つです。テクノ系はその音響派の影響を受けながらエレクトロニカという流れになっていきます。初期のエレクトロニカは音響を大事にしていました。デジタル環境の躍進により、それはもっと洗練されていくのですが、本来はこのようなスタジオで拾い上げるアナログな響きを大事にしたものです。

響きを大事にしているので曲そのものは二の次になりがちで、トータスなどは即興的な発想を大事にしていました。しかし、このバンドにはブライアンウィルソンのようなポップ感覚があり、曲も疎かにしていません。前作からボッサな感覚も加わり独自のスタイルを磨きながら、スタジオワークによるファンタジックな世界観を作り上げています。

The Passing Bell
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